子供が不登校になる原因は親?前後の接し方を考えてみた

次男が不登校になった原因を深く考えた時、本人の問題というようり、私が日常的に大変さを感じていて、子どもの気持ちを汲んであげる余裕がなかったことが大きな要因なんじゃ無いか、と考えるようになりました。

 

しかし日々に忙殺され、自分を改善する余裕も無いまま苦しい毎日を過ごしていました。

次男に発達の不具合があり、大きな困難さを抱えている可能性もあるからと、教育センターや学校より勧められた発達検査を受けた結果は、グレーでした。

大きな凸凹がない為診断名は付かず、直ちに療育を必要としている状態では無いとの事でした。

 

不登校になる前の私の接し方を振り返る

本人に問題が無いとしたら、やはり私の問題なのかもしれない。

結婚してから今までの事を、振り返ってみたいと思います。

結婚後しばらくは仕事を続けていましたが、30歳になった年に長男を出産。

後は仕事を辞めて、待ちに待った子育てに専念していました。

子どもってなんて可愛いのか、この小さな時期を思いっきり楽しく過ごして、いろんな所に子どもを連れて行って、このまま楽しく過ごしていきたいと思っていました。

次男が生まれたのは4年後。

長男ももうすぐ4歳になる時でした。

幼稚園に入園した長男と生まれたばかりの次男の子育てに、忙しくも幸せな日々を過ごしました。

次男が幼稚園に入園したのは長男が小学2年の頃。

その後前回の記事に書きました登園渋りの時期を乗り越え、無事に卒園。

立派に小学生となり、二人の子ども達はすくすくと育ってきました。

家計的にあまり余裕がないのは分かっていたので、子ども達も大きくなってきているし、これから習い事をするんであればお金もかかる。

そろそろ働く事を視野に入れたらどう?という主人の言葉にも後押しされ、出産前まで仕事をしていた実家の会社を1年手伝いました。

その後パートとして今の仕事に就きました。

新たな分野の仕事を始めた事、学校の役員を引き受けた事なども重なり、以前のようには子ども達に目が向かなくなり、体も心も大変な状況になっていきました。

生活していく上でのやる事、家事、仕事に追われるような毎日で、私は元々家事は苦手だし、時間やお金の管理もよく主人に注意されていたのもあり、休日は子ども達と思いっきり楽しく遊びたいけど、やることがまだ終わっていないからと、その時の子ども達の要求よりも、やり残しやその後のスケジュールに目が行きがちでした。

当時の悩みとして一番大きかったのは、仕事を再開してから子ども達と一緒にいる時間が少なくなり、私が帰宅するまで子ども達はゲームで遊ぶ時間が長くなってきいて、このままでは依存症になってしまうんじゃないかというものでした。

楽しく遊ぶために与えたゲーム、自分も好きなゲームが、まるで悪者になるように。

それはデジタルメディアの害の情報を得た事によって生じた不安でした。

たまたま市で開催された心理学講座を受けたのもその頃。

子どもへの接し方や親のイライラの原因を教えてくれる講座でした。

ゲームを長時間する事は好ましくないと思っていたので、有害なゲーム時間を少なくしたい。

そのためには、普段からどんな小さな事でも本人が好ましい行動をとったら褒める、という事をしていけたらふさわしくない行動が減っていく、それを続けていけばいずれ私が好ましくないと思っているゲーム時間も減っていくという考え方にハマりました。

完全に子ども達の気持ちは置いてけぼりにされたまま、ゲーム時間を少なくするために必死になっていたのも最初だけ。

救世主のように感じていたやり方も、そのうちまた荒波に飲み込まれるかのように、私の中から去って行きました。

原因は子どもではなくて私?

色々な勉強会や講座を受ける機会もあり、本来の自分だったら苦手な事に挑戦する方向へと目が向いていきました。

体は常に疲れたような状態で、時間があれば横になり、体を休めるような感じでした。

子ども達の話を聞く受け入れ態勢が全然整っていなかったんだと思います。

自分が少し我慢して、これをこなせば事はおさまる。

正直今は受けたくないけど、ちょっと無理をすればできるかな。

こんな調子で身の丈以上の状況を自ら選んできた、考えのクセのようなものが、自分を追い詰めていたように思います。

途中で無理だと投げ出す訳にもいかず、だんだん仕事でも家庭でも苦痛を感じるようになってきました。

こんな状態でいたら子どもに人生の楽しさを教えられる訳もなく、子ども達は私の背中をどんな思いで見ているのかな、その目にどう映っているのかな…という気持ちになってきました。

そして、ついに次男が「学校へ行きたく無い」と言い出しました。

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