前回の記事では、最近の次男の様子を書きました。
腹筋効果が現れてくるのはいつ頃になるのか気になるところですが、結果に拘らず、時の流れに乗っていきたいと思います。
今回は、不登校でも学校は卒業できるのか、学校との連絡の取り方や友達関係から将来についての考え方をまとめてみました。
不登校でも学校は卒業できるのか
不登校になって一番気になったのは、学校を長く休んでいるから出席日数が足りなくて留年するのではないかという事です。
学校や教育センターの先生、もう一つの教室の先生も共通して、義務教育の間は出席日数が足りなくて留年する事は無いから安心してください、とおっしゃいました。
義務教育とは何かと深く考えた事の無かった私は、意味を取り違えていて、子供は学校へ行く事が義務であると思っていました。
本来は、子供は学校へ行く権利があるという事、保護者は子供を学校へ行かせないという行為をしてはいけない(子供の権利を守る義務を果たす)という事なんですね。
次男の学期末の成績表はどうなっていたかというと、一学期は欄という欄に全て斜線が引いてあり、二学期は斜線のインパクトを考慮して下さったのか、空欄となっていました。
担任の先生からの言葉の欄も空欄です。
さすがに初めてこれを目にした時はショックでしたが、落ち着いて考えればこうなるのは当然で、成績表は公簿でもないので結果をそこまで重要視する必要は無いそうです。
学校によってやり方は違うかもしれませんが、学校ではない場所でも教育委員会が認めた機関に行っていると、学校の出席扱いに出来るそうです。
籍がある以上は、成績表の出席欄が全くゼロにならないのは心の支えになっていますし、一日も学校へ行かなくても、小・中学校は卒業できると知った事で安心できました。
将来的に本人が勉強したくなった時には、高校は定時制や通信制の学校を選ぶ事も出来るし、小学校から中学校卒業まで不登校でも、通信制高校で学び、そこから大学へ進み社会人となった子もいるようです。
そうなったら最終学歴は大卒です。
その他にも、働きながら高卒認定を取る事もできますし、さらには大卒資格取得ができるシステムもあります。
どう考えるかで、様々な生き方を選べるんですね。
私は、学歴をアップデート出来ると知った事によって気持ちがとても楽になりました。
学校との連絡の取り方や友達関係は?
学校へは週1日程度出向き、担任の先生や生徒指導の先生と顔を合わせるようにしています。
その時は溜まったお便りや宿題のプリント(本人はやりませんが進捗状況を知る為)を貰い、家での様子やセンターともう一つの教室への出席した日を伝えています。
私の気持ちの中に、特に体の問題が無いのに学校を休んでいる=悪い事をしているというような感覚があり、先生との面談は心を落ち着かせて、えい!と気合いを入れないと気持ちが下向きになってしまうので、結構エネルギーを使いますし、まだまだ現実を受け止めきれていないので心が苦しくなる時もあり、そういう時は家族や周りの方に助けを求めて話を聞いてもらいながら状況を違う角度から見るようにしています。
学校へ行かない事で気になる事として、同世代の友達との交流が減っているのがとても気になります。
今は次男に学校へ行く気持ちが無いので、近所に住む子供達やいとこ達、センターやもう一つの教室の友達と遊ぶ中での関係性をポジティブに捉え、本人の感覚を大切にし、人とコミュニケーションを取り合える環境を整えて行く事が良いかなと思っています。
将来についての考え方
次男はまだ9歳ですから、この先学校へまた行くようになる可能性もゼロでは無いし、たとえ全然学校へ行かない選択をしても、流れに任せて本人を信頼していく姿勢を見せて行きたいです。
本人が学歴に拘らないのであれば、自分の特性を活かした仕事が出来るよう、普段から興味のある事を見つけられるようにサポートしていきたいです。
今回は、不登校でも学校は卒業できるのか、学校との連絡の取り方や友達関係から将来についての考え方をまとめてみました。
不登校の実態についての情報が少ない中、小学校で不登校になった時に、中学校までは一日も学校へ行かなくても卒業できると知る事で私は安心できました。
どんな仕事を選ぶのか、何をしていきたいのかは子どもを持っている方であれば、その子が学校へ行っていようがいなかろうが、同じように気になるところですよね。
子どもたちが自分の力で未来を切り開いていけるように、と。